【野鳥撮影】メジロの撮影方法!手持ちでピント合わせるコツ|カメラ初心者

寒桜が咲く2月ごろになるとメジロが姿を現し始めます。

メジロだけではなく野鳥の動きは非常に速いため目で追うのがやっとですよね。

メジロはほかの野鳥と比べて警戒心が薄いので、野鳥撮影デビューにとてもおすすめだと感じます。

シャッタースピードを速くすることで、肉眼では決して見ることのできない「メジロの羽ばたく瞬間」を切り撮ることができます。

カメラ初心者でもちょっとしたコツを掴むだけで、簡単に撮れますよ。

そこでこの記事では「初のメジロ撮影者向け」にこんな内容で紹介したいと思います。

  • メジロの撮影でカメラの設定は?
  • メジロの撮影で必要なレンズや機材について
  • メジロの習性や撮影しやすい時間帯は?

こんにちは!カメラが好きで記事を書いているYogon(よーごん)です!

※この記事でのカメラの設定の表示はSONYです。他のメーカーの場合は表示が異なる場合があります。

メジロ撮影|カメラ設定の目安

撮影モードシャッタースピード優先(Sモード)
シャッタースピード1/2000秒 以上
フォーカスコンティニュアスAF(AF-C)
ドライブモード高速連続撮影モード(Hi⁺)
ISO感度オート 
SONYの表記です。カメラの機種によって異なります。

メジロの撮影で一番大切なのは「シャッタースピードを速くする」ことと「コンティニュアスオートフォーカス(AF-C)」にすることです。

まずこの2点は絶対におさえておきたいポイントです。

それでは詳しく見ていきましょう。

撮影モード|シャッタースピード優先(Sモード)

撮影モードは「シャッタスピード優先モード(Sモード)」に設定します。

シャッタースピードを優先的に自分で設定できる撮影モードです。

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フォーカスは「コンティニュアスAF(AF-C)」の追尾が便利

オートフォーカスには種類があります。

メジロの動きは速いので、動く被写体に強い「コンティニュアスAF(AF-C)」がおすすめです。

動く被写体を追尾しフォーカスを合わせ続けてくれるとても便利なオートフォーカスモードです。

またカメラの機種やスペックにもよりますが「鳥の瞳AF」機能が搭載されているカメラもあります。

フォーカスの種類について詳しくはこちら⇩

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高速連続撮影(Hi⁺)でシャッタースピードを速くする

ドライブモードには「単写(1コマ)」「連写」「セルフタイマー」があります。

デフォルトは「単写(1コマ)」になっているので、一番高速に連写できるモードを選びます。

SONYの場合は「連続撮影(Hi⁺)」です。

高速連続撮影にすると1秒間に何枚もシャッターを切ってくれるので、メジロが羽ばたく瞬間を切り撮れる確率が上がります。

ISO感度|オート

慣れないうちはISO感度をオートに設定して撮影することをおすすめします。

晴天の日は特に問題ないことがほとんどですが、メジロの撮影ではシャッタースピードをかなり速くして撮影するので、その分レンズから入る光量が少なくなり暗くなりやすいです。

そこで少ない光量をカメラ本体の力で電子的に増幅させてくれるのがISO感度の役割です。

ISO感度について詳しくはこちら⇩

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しかしISO感度を高くしすぎるとノイズが目立ち画質が悪くなるので注意は必要です。

ISO感度1000以上など高くなりすぎノイズがどうしても気になる場合は

  • 記録方式を「RAW」に設定
  • ISO感度をノイズが気にならない許容範囲内まで下げ暗めで撮影
  • 撮影後にRAW現像ソフトでレタッチする

という方法もあります。

「RAW」と「JPEG」について詳しくはこちら⇩

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「RAW」で撮影し「RAW現像ソフト」でレタッチをすると画質の劣化なしにタッチすることができます。

また「ノイズの軽減」もできるのでとても便利です。

RAW現像ソフトはカメラが趣味の人からプロカメラマンまで幅広く使っているので、これを機に使ったことがない人はデビューするのもありですね。

おすすめのRAW現像ソフト「Luminar Neo」についてはこちら⇩

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トリミングしメジロを拡大する

撮影後はトリミングしメジロを好きな位置に配置し拡大して完成です。

トリミングはスマホの機能でもできます。

今回はいつも使っているRAW現像ソフト「Luminar neo 」でレタッチとトリミングをしてみました。

RAW現像ソフト「Luminar neo 」でレタッチ&トリミング前

⇩ ⇩ ⇩

RAW現像ソフト「Luminar neo 」でレタッチ&トリミング後

配置のコツはこんな感じです。

  • 日の丸構図は避ける
  • メジロが向く方向に空間を持ってくる
□ 2022年発売最新 RAW現像ソフトLuminar Neo
□ 最先端のAI機能で初心者でも操作がしやすい
□ 買い切りタイプでコスパも精神的にも優しい
□ 7日間の無料体験・30日間の返金サポートあり
□ 当サイト限定クーポン【yogon10】で10%OFF

高速連写でシャッターが切れなくなるときの対処方法

1秒間に何枚連続撮影できるかは、カメラのスペックや写真の記録方式SDカードの性能に大きく関係があります。

高速連写をするとバッファ(SDカードに書き込まれる前にカメラ内に一時的に保存できる容量)がいっぱいになりシャッターが切れなくなるということがよく起こります。

その場合まずは写真の記録方式を見直してください。

写真の記録方式は「RAW」と「JPEG」があり容量の大きい順にこんな感じになっています。

  1. RAW
    • 非圧縮RAW
    • ロスレス圧縮
    • 圧縮RAW
  2. JPEG
    • X.FINE(エクストラファイン)
    • FINE(ファイン)
    • STD(スタンダード)
    • LIGHT(ライト)

またファイル形式(写真の保存方法)は3通り設定することができます。

  • 「RAW」のみ保存
  • 「RAW+JPEG」2枚とも保存
  • 「JPEG」のみ保存

「非圧縮RAW」はファイルの大きさが一番大きいので「ロスレス圧縮」や「圧縮RAW」にすることでシャッターの切れる速度が速くなります。

RAW現像ソフトを使わない場合は「JPEG」に設定します。

「JPEG」は「RAW」と比べて圧倒的にサイズが小さいので、カメラの負荷が減り高速連写時間も長く速くなります。

「それでもシャッターが切れなくなり撮影に支障がある。」「もっと快適にシャッターを切りたい。」

という場合はSDカードのスペックがカメラの性能に合っていない場合があります。

SDカードは写真を一時的に保管するものでさほど重要ではないと思いがちですが、撮影の快適さに大きく影響します。

SDカードの選び方とSONYα7III・α7IVにおすすめのSDカードについてはこちらの記事にまとめています⇩

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メジロの撮影で必要なレンズ

メジロ撮影には「望遠ズームレンズ」がおすすめです。

焦点距離 200mm~300mm」は最低ラインで欲しいです。

撮影後にトリミングすれば拡大もできるのでバズーカみたいなレンズは必要ありません。(※大きくプリントアウトする場合は画質が命なので必要です)

メジロは他の野鳥と比べるとは警戒心が薄いため比較的撮影がしやすいですが、近づくと逃げます。

また木に咲く花の蜜を大好物とするメジロは標準ズームレンズでは遠いと感じました。(焦点距離 105㎜ レンズ使用時)

今回の撮影で使用したおすすめのレンズはこちら

純正SONY(焦点距離:70-300mm)

コスパ◎ タムロン(焦点距離:28-200mm)

タムロン(TAMRON)
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メジロの習性と撮影しやすい時間帯

  1. 晴れの日の午前中がベター
  2. 甘い花の蜜が大好物!満開に咲いている木を探す
  3. 寒桜が咲けばメジロが来ている確率が高い

① 晴れの日の午前中がベター

メジロは午前中の方が遭遇率が高く、群れで花の蜜をすっています。

場合によれば15時過ぎでもたくさんのメジロが蜜を吸いにきているときもあります。

② 甘い花の蜜が大好物!満開に咲いている木を探す

メジロは基本的には雑食で昆虫も食べますが、大好物は甘い花の蜜です。

満開に咲いている木を探すと食事に来ていることが多いです。

③ 寒桜が咲けばメジロが来ている確率が高い

寒桜が咲けばメジロが来ている確率が高いです。

2月に入り寒桜の季節になると、SNSがメジロの写真で盛り上がってきます。

寒桜とメジロの写真は季節感と可愛さがあり人気です。

目白押しはメジロが語源

メジロにはお互いに押し合うように、ぴったりと枝に並ぶ習性があります。

そのことから「多人数が込み合って並ぶこと。また、物事が集中してあること。」を目白押しと言うようになったそうです。

またメジロはウグイスと間違われることがありますが、名前の通りメジロは目の回りが白いのが特徴です。

英語ではWhite-eyeと呼ばれています。

野鳥撮影|メジロの撮影方法!手持ちでピント合わせるコツのまとめ

撮影モードシャッタースピード優先(Sモード)
シャッタースピード1/2000秒 以上
フォーカスコンティニュアスAF(AF-C)
ドライブモード高速連続撮影モード(Hi⁺)
ISO感度オート 
SONYの表記です。カメラの機種によって異なります。

メジロ撮影には「望遠ズームレンズ」「焦点距離 200mm~300mm」以上がおすすめ!

メジロの習性と撮影しやすい時間帯はこちら

  1. 晴れの日の午前中がベター
  2. 甘い花の蜜が大好物!満開に咲いている木を探す
  3. 寒桜が咲けばメジロが来ている確率が高い

少し早い春の訪れを感じさせてくれるメジロは、ほかの野鳥と比べると警戒心が薄いので野鳥撮影デビューにとてもおすすめです。

ぜひ挑戦してみてください。

最後まで読んでくれてありがとうございました!少しでも参考になれば嬉しいです!

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