【天体撮影のまとめ】星空と月の撮影をカメラ初心者向けに解説

この記事ではカメラ初心者向けに天体撮影(星空と月)についてまとめています。

内容は主に

  1. 星空(天の川)の撮り方
  2. 天の川が現れる方角
  3. 星の軌跡の撮り方(インターバル撮影)と比較明合成
  4. 星空撮影に必要な機材
  5. 星空撮影に効果絶大なソフトフィルター
  6. おすすめの編集ソフトと星のレタッチ方法
  7. 星空撮影に便利なスマホアプリ
  8. 徳島の星空撮影スポット
  9. 月をきれいに撮る方法

となっています。

こんにちは!カメラが好きで記事を書いているYogon(よーごん)です!

星空の撮影方法

星空(天の川)の撮影方法

星空撮影の設定に迷ったらまずはこれ!※新月で光害の少ない真っ暗な場所での撮影時

  • 絞り値:F2.8
  • シャッタースピード30秒
  • ISO3200

レンズの最小F値が4.0の場合は。。。

  • 絞り値:F4.0
  • シャッタースピード30秒
  • ISO6400

明るすぎる場合は。。。

  1. シャッタースピードを20秒にしてみる
  2. ISO感度を下げてみる

⇩⇩詳しくはこちらの記事に書いています⇩⇩

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天の川が現れる方角や季節と便利なアプリ

<星空撮影にベストな条件>

  1. 雲のない晴れの日
  2. 新月の日(前後3くらい)
  3. 光害がない暗い所

4月~7月:東の空に昇る夏の天の川

4月5月6月7月
午前3時頃午前1時頃23時頃21時頃

6月~9月:直立する夏の天の川

6月7月8月9月
午前3時頃午前1時頃23時頃21時頃

8月~11月:西に傾く天の川

8月9月10月11月
午前3時頃午前1時頃23時頃21時頃

10月~1月:冬の淡い天の川

10月11月12月1月
午前3時頃午前1時頃23時頃21時頃

⇩⇩詳しくはこちらの記事に書いています⇩⇩

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星の軌跡の撮影方法(インターバル撮影)

インターバル撮影とは、一定間隔で希望枚数(希望撮影時間)まで繰り返し撮影を行う機能です。

あらかじめ設定をしておくと、カメラが勝手にシャッターを切り続けてくれます。

あとすることと言えば、カメラを絶対に動かさないように放置し、ゴロゴロ星空を眺めるだけです。

例えばシャッタースピード30秒で撮影間隔3秒、を100枚撮影したい場合およそ1時間の撮影時間になります。

星の軌跡や星のタイムラプスを撮ることができます。

⇩⇩詳しくはこちらの記事に書いています⇩⇩

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星の軌跡を比較明合成(Photoshop)

複数枚の星の写真を1枚に比較明合成することで、星の軌跡を写し取ることができます。

比較明合成をするおおまかな手順は

  1. 同じ構図で数百枚の星空を撮る(インターバル撮影)
  2. 撮った数百枚の写真の明るいところだけを合成(比較明合成)し1枚に仕上げる

イメージとしてはこんな感じです⇩

これと同じ構図で撮った180枚の写真を比較明合成すると。。。

×180枚を比較明合成

⇩⇩⇩

こんな感じに星の軌跡の1枚が完成!「星は動いている」ことがよくわかりますね!

Adobeが提供しているPhotoshopで比較明合成が簡単にできます。

詳しくはこちらの記事に書いてます⇩⇩

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星空撮影のレタッチ方法(Lightroom)

星空撮影では特に、RAWで撮影しておくと後でじっくりレタッチができます。

おもにこれらの要素を調整していきます。

  1. まずは全体のベースを整えていきます
    1. レンズ補正で歪みを補正
    2. ホワイトバランス:3500~4000
    3. 色かぶり補正:プラス+
    4. 「明瞭度」と「かすみの除去」をプラス
  2. 次に全体の明るさを調整していきます
    1. ハイライト:マイナス▲
    2. シャドウ:プラス+
    3. 白レベル:プラス+
    4. 黒レベル:マイナス▲
  3. マスク機能で部分補正をしていく
    1. 天の川を際立たせる
    2. 風景だけを明るくする
  4. 最後の〆ノイズの軽減をする
  5. 上級編:トーンカーブをゆるいS字にし明暗を付ける

ゴテゴテとレタッチしてしまうと不自然な天の川になるので、やりすぎには注意が必要です。

詳しくはこちらの記事に書いてます⇩⇩

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星空撮影に必要な機材

星空撮影に必要な機材は。。。

  1. APS-Cもしくはフルサイズのレンズ交換式カメラ
  2. 明るい広角レンズ
  3. 三脚
  4. ソフトフィルター
  5. レリーズ(あれば◎)
  6. ヘッドライト

詳しくはこちらの記事に書いてます⇩⇩

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ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラにはセンサーの大きさの違いにより

  • フルサイズ 一眼カメラ
  • APS-C 一眼カメラ

があります。イメージとしてはこんな感じです

もちろんセンサーサイズが大きいフルサイズ機の方がが細かく鮮明に写ります。

しかし値段もそれなりに高いので、レンズ交換ができるAPS-C以上のセンサーサイズがあれば問題ありません。

広角で明るいレンズ

星空撮影でおすすめのレンズは

  • 最小F値が2.8以下の明るいレンズ
  • 夜空がより広く+地上風景も写る広角レンズ(焦点距離24㎜以下)

星は非常に弱い光を放っています。

そのため星空撮影では、明るいレンズで夜空が広く写る広角レンズが向いています。

最小F値がF1.8など明るいレンズでも、焦点距離が短い望遠レンズは星空撮影には向いていません。

詳しくはこちらの記事に書いてます⇩⇩

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三脚

三脚は星空撮影には必須です。なしでは撮影できません。

三脚の代表的な種類として

  • カーボン製の三脚
  • アルミ製の三脚

上の2種類があります。

どちらもメリット・デメリットはありますが、ミラーレス一眼カメラで撮影する場合は

  • 重くてもしかっりしている三脚

を選ぶことが大切です。

スマホやコンパクトデジカメなどの小さなカメラ用の三脚は軽くて安いのが多いですが、一眼カメラでの撮影には向いていません。

重量オーバーでカメラを支えきれなかったり、風で揺れてブレてしまいます。

星を際立たせるソフトフィルター

一度使うとなしでは撮影できないほどおすすめなのが「ソフトフィルター」です。

ソフトフィルターの効果としては

  • 星の輝きを際立たせる
  • 明るい星をより大きく輝かせ目立たせる
  • 星の明るさにメリハリをつけてくれる

肉眼で夜空を眺めると、明るい星や小さな星など様々な輝きの星が見えると思います。

しかしカメラで夜空を撮影すると

「星の輝きが全て一様に小さくなってしまった」

という経験はないでしょうか。この問題を見事に解決してくれるのがこの「ソフトフィルター」です。

ケンコーから星空撮影に特化したソフトフィルターも発売されています。

詳しくはこちらの記事に書いてます⇩⇩

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レリーズ(ケーブルorリモート)

星空撮影だけではなく、三脚を使って撮影する場合レリーズはあるととても便利です。

レリーズには主に2種類あります

  • リモート型
  • ケーブル型

どちらでも問題はないのですが、それぞれメリット・デメリットはあります。

  1. リモート型のメリット
    1. 離れていてもシャッターが切れる
    2. 夜空を寝転がって眺めながらでもシャッターが切れる
  2. リモート型のデメリット
    1. タイムラグが出る場合がある(個人的には感じたことありません)
    2. 電池が切れたら使えない

  1. ケーブル型のメリット
    1. タイムラグがない
    2. カメラと接続するので電池の心配がない
  2. ケーブル型のデメリット
    1. 遠隔でシャッターが切れない

徳島の星空撮影スポット

徳島駅から30分以内で行ける所から、少し足をのばすと出会える満点の星空スポットを紹介しています。

実際に足を運んで撮影したおすすめの撮影スポットです⇩⇩

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月を綺麗に撮る方法

月の撮影に必要な物はこれだけ!

  • 200㎜以上の望遠レンズ
  • 三脚(あれば便利)
  1. 撮影モード|マニュアル撮影(M)
  2. 月齢に応じて明るさを決める(満月の場合)
    • 絞り値(F値)
      • F8
    • ISO感度
      •  ISO100
    • シャッタースピード(手振れしないシャッタースピードは「1/焦点距離」)
      • 1/200秒~1/500秒くらい
        • 明るすぎる場合はシャッタースピードを速く
        • 暗すぎる場合はシャッタースピードを遅く
  3. ズームで月にピントを合わせて撮る
    • 手持ち撮影の場合は「手振れ補正」をON
    • 三脚に固定の場合は「手振れ補正」をOFF・「セルフタイマーを2秒」
  4. トリミングをして好みの大きさに月を拡大する

月の撮影について詳しくはこちら⇩

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最後まで読んでくれてありがとうございました!少しでも参考になれば嬉しいです!

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