逆光を利用することで、被写体の輪郭を光らせふんわりと可愛く撮影できます。
特に柔らかい印象のある犬や猫などの動物、子供や女性などはふんわりと仕上げたいですよね!
今回は、撮影の立ち位置を少し意識するだけで写真の印象がガラッと変わる撮影方法をまとめてみました。
おすすめの時間帯は早朝7時頃~11時頃の雲のある晴れの日
おすすめの時間帯は早朝7時頃~11時頃 or 夕方の太陽が傾いている時間帯です。
太陽光が斜めから被写体に当たることによって、輪郭や体がふわっと輝きます。また顔に影ができにくいです。
個人的に一番避けたい時間帯は、11時以降から15時頃の日中。太陽光が真上から降りそそぎ、自然光が強すぎて顔に影ができやすいです。コントラストが強くなりキツイ印象の写真になりやすいです。
また、雲ひとつない快晴の日は意外とおすすめできません。
雲があることによって、太陽の光が分散され、柔らかい自然光をつくりだしてくれます。
逆に、男性など力強いイメージのある写真を撮りたい場合はオススメかなと思います。
- 早朝7時頃から11頃 or 夕方の太陽が傾いている時間帯
- 雲のある晴れの日
- 一番避けたい時間帯は、11時以降から15時頃
立ち位置は逆光 or 半逆光で撮影
自然光が被写体にあたっている、逆光の立ち位置でカメラを構えてみてください。
被写体の輪郭がふわっと輝き、ふんわりとした印象になります。
半逆光とは、太陽を被写体の真後ろではなく少し斜めから撮影する方法です。
逆光と比べて輝きは少なくなりますがフレアやゴーストはできにくいです。
フレアやゴーストとはレンズに強い光が入ることによって写真全体が白っぽくなったり、光の玉や輪が発生する現象です。(写真左参照)
- 逆光での撮影は空が白とびしやすいです
- 太陽に近ければ近いほど快晴の空でもカメラで撮影すると白く写ります
- 空を青く写したい場合は順光で撮影します
- 逆光 or 半逆光でカメラを構える
逆光で撮影時のカメラの設定
絞り優先モード(A)モード時
シャッタースピードはカメラが自動で決めてくれるので、「F値(絞り)」のみに集中でるモードです。(初心者におすすめです)
絞り(F値) | 最小値(開放)~F5.6 |
シャッタースピード | 自動 |
ISO感度 | ISO100 |
絞り(F値)は、開放~F5.6 くらいがオススメです。
絞り(F値)の数字を小さくするほど背景がボケやすく被写体が際立ちます。
また、レンズに入る光量が多くなり、明るくよりふんわりと仕上がります。
また、望遠で撮影するほど背景に玉ボケができやすく、明るい印象になります。
背景も記憶として残しておきたい場合F値の値を大きく(F5.6など)するといいと思います。
マニュアル撮影モード(M)モード時
オススメです!!明るさをコントロールできるので自分のイメージに近い仕上がりになります。
絞り(F値) | 最小値(開放)~F5.6 |
シャッタースピード | 露出補正が±0~+1.0に調節 |
ISO感度 | ISO100 |
- まずF値を開放(最小値)~F5.6 くらいの間で決めます。
- 次にシャッタースピードで明るさを調節します。
- 露出補正をプラスより(+0.7~+1.0あたり)になるようにシャッタースピードを設定するとふんわり感が増します。
- シャッタースピードが速ければ、光量が少なくなり暗くなります。逆に遅ければ、光量が多くなり明るくなります。
- ISO感度は自然光が十分にある環境下では一番画質の良いISO100に固定でOKだと思います。
逆光を使った撮影時のような自然光が十分にあり、明るい撮影環境ではシャッタースピードが遅すぎで手振れが起こる心配はほぼないと思います。(動きの速くない被写体の場合)
手振れが起こらないと言われているシャッタースピードは「1/ 焦点距離」だと言われています。
つまり、焦点距離50mm(↓写真参照)の場合、シャッタースピードが1/50秒あると基本的には手振れしません。(※動きのない被写体の場合)
明るさ(露出補正)は少しプラスよりで撮影する
露出補正を少しプラスよりにするとハイキーな明るく柔らかい印象に仕上がります。
撮影環境の明るさにもよりますが、+0.7~+1.0を目安にしてみてください。
気を付けておきたいのは、明るく写りすぎた箇所(露出オーバーや白とび)はRAWで撮影していても、編集が利かないことが多いです。
編集ソフト(Lightroomなど)を使っている場合は、露出補正±0あたりで撮影しておいて、編集ソフトで露出をプラスにすると安心です。
- 露出補正をプラスよりで撮影(+0.7~+1.0を目安に)
ISO感度100
ISO感度は基本ISO100で固定し撮影で良いと思います。
ISO感度とは、電子的に光量を増幅させる指標です。つまり、自然光ではありません。
ゆえに、ISO感度を上げすぎるとノイズが目立ち、ザラザラとした画質になります。
ISO800 など、ある程度までは問題ありませんが、自然光が十分にある場合は上げるメリットがありません。
夜景撮影など特別に暗い場合を除いてはISO感度はなるべく上げすぎないことをオススメします。
- 上げる必要のない場合はISO感度100
夕方撮影時はホワイトバランスを暖色よりに
夕方に逆光で撮影すると、早朝に比べて輪郭やボディがオレンジ色に神々しく輝きやすいです。
ホワイトバランスを少し暖色側にすることで、より温かみを表現することができます。
~これまでのおさらい~
- 絞り(F値)は数値が最小の開放よりで撮影!!
- 明るさ(露出補正)はプラスより!!
- ISO感度は100で固定でOK!!
- 夕方撮影時はホワイトバランスを少し暖色よりにするとベター!!
前ボケを作りふんわりとした印象に
前ボケを作ることにより、よりふんわりと柔らかい印象に仕上がります。
F値の数字を小さくし、手前の草花にぐっとレンズを近づけ、ピントは被写体に合わせてみてください。
レンズの焦点距離にもよりますが、望遠の方がボケやすいです。
- 標準や広角レンズで、ボケが作りにくい場合は、ボケを作りたい草花にレンズが触れそうなくらいぐっと近づくことでボケがつくれます。
手前の草花が大きくボケることで、メインの被写体が際立つと同時に、よりふんわりと柔らかくなります。
特に、緑や花は人や動物の被写体にとてもマッチした背景を作ってくれます。
Lightroomでふんわり編集方法
RAWで撮影しておくと、画質を落とさずに編集ができるので便利です。
しかし、一番のおすすめは撮影時にほぼ完成させておくことかなと個人的には思います。(編集が多いと結構大変!)
特に編集でどうにもできない自然光の当たり具合や立ち位置は確実にしておきたいですね♪(とても重要)
露光量をプラスにする
※上の図は目安です
露光量をプラスにするとハイキーになりふんわりと柔らかくなります。
撮影時の明るさにもよりますが、様子をみながら上げてみてください♪
撮影時は±0で撮影しました
明瞭度をマイナスにする
明瞭度をマイナスにすることで、シャープさが和らぎツルッとフワッとした質感になります。
特に、赤ちゃんや女性、犬や猫など、柔らかくかわいらしいイメージのある被写体におすすめです。
好みにもよりますが、私は-10~-30くらいを目安にしています。
※やりすぎると不自然になります!
自然な彩度をプラスにする
「自然な彩度」をプラスにすると、彩度が低い部分を中心に色鮮やかになります。
すでに色鮮やかな部分への影響は少ないため、全体的にバランスよく彩度を上げることができます。
また、肌の色に補正がかかりにくく、そのままの肌色を残しやすいです。
彩度を程よく上げることによって、温かみのある仕上がりになります。
一方で、「彩度」は、彩度が低い部分も、既に高い部分も関係なく一様に彩度が上がるので、「彩度」を上げる時は色合いがくどくならないように注意が必要です。
肌の色にも補正がかかり、実物より小麦色になってしまうことがあるので扱いが難しい印象です。
- 「自然な彩度」は鮮度が低い部分が中心に、全体的にバランスよく鮮度が上がる
- 「彩度」は、彩度が低い部分も、既に高い部分も関係なく一様に彩度が上がる
色被り補正をプラスにする
撮影時の光や背景の色によって、色かぶりが発生することがあります。例えば、緑が多い撮影環境では、肌に緑色がかかることがあります。
特に人物写真では、肌色を本来の肌色に戻すため、色かぶり補正をプラスにすると見たままの肌色になりやすいです。
個人的にはあまり編集をゴリゴリしたくないタイプなので、極力最小限にしています。
編集は完全に人それぞれの好みによると思います。
ふんわり撮影のまとめ
- 早朝7時頃~11時頃 or 夕方の太陽が傾いている時間帯
- 雲のある晴れの日
- 逆光 or 半逆光でカメラを構える
- F値を開放(最小値)~F5.6 くらい
- 露出補正をプラスより(+0.7~+1.0あたり)になるようにシャッタースピードを設定
- ISO100に固定
< Tips!!>
- 夕方撮影時はホワイトバランスを少し暖色よりにするとベター!!
- 前ボケを作ることにより、よりふんわりと柔らかい印象に
<Lightroomで編集のコツ>
- 露光量をプラス
- 明瞭度をマイナス
- 自然な彩度をプラス
- 色かぶり補正をプラス(必要であれば)
最後まで読んでくれてありがとうございました!少しでも参考になれば嬉しいです!