NDフィルターを使うと夜景や明るい日中でもスローシャッターで撮影を楽しめます。
代表的なものとして
- 水の流れをまるでシルクのように幻想的に撮影している、あの憧れの写真
- ISO感度を上げずにノイズを極力減らしてスローシャッターで撮影された、あの輝く夜景写真
NDフィルターを使うことにより、カメラ初心者でも実現できます!
今回はおすすめの「ケンコー(Kenko)NDフィルター」ND8とND16を買ったので撮影してみました♪
NDフィルターとは?
NDフィルターとは、レンズに入る光量を減少させる黒色のフィルターです。
日中のような明るい環境でも、レンズに入る光量を減少させることにより、白とびを防ぎスローシャッターで撮影できます。
また、発色に影響を与えることはありません。
ND4=光量を1/4に減少 |
ND8=光量を1/8に減少 |
ND16=光量を1/16に減少 |
NDフィルターに書かれている数字が光量をどれくらい減少するかの指標です。
例えば、ND8は光量を1/8に減少、ND16だと光量を1/16減少してくれます。
数字が大きくなるほど光量を多くカットし、より遅いスローシャッターで撮影できます。
NDフィルターなしでシャッタースピード1/100秒で適正露出だった場合にND4のフィルターをつけると、光量が1/4に減少されるので、「 1/100×4=1/25 」つまり、シャッタースピードを1/25秒にすると、NDフィルターなしで撮影した時と同じ適正露出になり、白とびせず撮影できます。
「NDフィルター装着時の適正露出になるシャッタースピード
= NDフィルターなしで適正露出になるシャッタースピード×NDフィルターの番号 」
NDフィルターを使うことにより撮影できるもの
NDフィルターを使うことにより確実に表現の幅が広がります。撮影が一段と楽しくなります♪
水の流れをシルクのように
滝の流れを神秘的に
海面を異世界のように
光跡を途切れることなくレーザービーム撮影
NDフィルター未装着では4秒くらいで適正露出でした。10秒も開けておくと白とびが甚だしくなりました。
ND8フィルターをつけることで30秒もシャッタースピードを開けることができ、光跡を途切れることなく撮影できています。
日中にスローシャッターで被写体の動きを表現
あえてスローシャッターで撮影する事により、走る車を躍動感たっぷりに表現できて面白い!
NDフィルター未装着では、日中にスローシャッターで撮影すると白とびしてしまいますが、NDフィルターを装着し、減光させることでスローシャッターの世界を楽しめます♪
流し撮りです。被写体の動きに合わせてカメラを振って撮影してみました。(流し撮り難しいっ!!)
NDフィルターを装着することで、スローシャッターでも白とびしていません。
めちゃくちゃ走っている感あります!
NDフィルターの装着方法
カメラを三脚に固定
スローシャッターで撮影する場合は必ず三脚に固定します。
三脚に固定する場合は誤補正を防ぐため「手振れ補正をOFF」にします。(三脚に固定時ONにしていると逆にブレる可能性があります!!)
NDフィルターを2枚装着する場合は番号の小さいものから
NDフィルターをレンズの前面に装着します。
2枚つける場合は、被写体側にNDフィルターの番号が大きい(色の濃いもの)をつけます。
その理由は、フィルター間の内部反射を少なくするためです。レンズに入ってくる光量をより多く減少してくれる番号の大きい(色の濃いフィルター)を被写体側につけることにより、内部反射が減少します。
おすすめのNDフィルター
汎用性の高いND8とND16がオススメです。
2枚同時に装着することによってND128(ND8×ND16=ND128)に相当する光量を減少できます!
まずは1枚だけという場合は、ND16が良いと思います。
私はケンコー(Kenko)のNDフィルターを愛用しています。発色にも影響なくとてもオススメです♪
安いNDフィルターのありますが、あまりオススメできません。せっかくのカメラの性能がNDフィルターを使うことによって画質が落ちると元も子もないです。。。
購入する時は、レンズの口径を要チェックです!また、口径の違うレンズを他にも持っている場合は、ステップアップリングを使うことにより使い回しできます!
<ケンコーND8>
<ケンコーND16>
<レンズの口径によってフィルター安価に使い回せるステップアップリング>
NDフィルターは決して安いものではありません。大切に持ち歩くためにもケースは必需品です!
ケースに入れてもゴミがフィルターに着くストレスもなく、ハードケースなので安心して「Cokin フィルターケース」に入れて持ち歩いています!オススメ!
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最後まで読んでくれてありがとうございました!少しでも参考になれば嬉しいです!